2017年04月27日 20時00分 公開

実録「レイプ裁判」母親を事件で亡くした中年男、自らも極悪非道を繰り返し…

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• 週刊大衆2017年05月01日号
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スカウトを装って女性をレイプ

　森川が、２０代後半になったときに、その怒りは最悪の形となって暴発した。「モデルをやってみませんか。あなたなら人気モデルになれます……」

　スカウトマンを装い、若い女性に、森川は声をかけた。誘いに乗ってきた女性に「事務所で話をしましょう」と告げ、自宅アパートの部屋まで連れ込んだ。

　そして部屋に入り、女性に履歴書を書かせた途端、態度を一変させた。いきなりナイフを突きつけて脅し、全裸にさせて緊縛すると、レイプを遂げたのである。

　そして、レイプ中の写真やビデオを撮影した。「お前を殺して、写真や映像は家に送りつけてやる」　そう女性に凄んだ。履歴書は住所や家族構成を把握するためだったのだ。

　森川は、自分の母親がされたように、強姦後に殺害しようとした。彼女の周囲の人間まで、自分と同じような不幸な境遇に叩き込もうとしたのだ。犯行後は母を犯した男と同じように“自分も死んでやろう”と思っていた。

　そんな森川に、女性は「誰にも言わないから家に帰して」と懇願。一方の森川もレイプの“快感”に味を占め、一度だけでは飽き足らなくなっていた。森川はレイプ中の写真や映像で女性にキツく口止めをして解放した。

　そして同じ手口で第２、第３の犯行に及んだのであった。森川が４人目の若い女性を連れてアパートに戻ってきたときだった。森川は捜査員に取り囲まれ、ついに逮捕される。

　風呂場に監禁されていた３人目の被害者が逃げ出し、警察に駆け込んでいたのだ。森川はレイプ犯行および監禁の罪で裁かれ、刑務所に送られた。