2016年11月04日 18時00分 公開

実録「レイプ裁判」フーゾク遊びのツケが回って逆恨みした男が女性を狙い…

• 桃色コラム

• 実録「レイプ裁判」

「病気をうつされたから、女にうつし返してやりたかっただけです」連続強盗強姦魔は、法廷で犯行の“背景”をこう明かすのだった。 男は街で偶然拾った金を元手に女遊びにふけった。その際に性病をうつされ、激怒。身勝手な復讐に乗り出したのだ……

事件調書
被害者　２３歳のフリーター女性ら３人
犯行現場　道端
犯行手口　帰宅時に力づくで
レイプ犯　２９歳のフリーター男性

「病気をうつされたから、女にうつし返してやりたかっただけです」
連続強盗強姦魔は、法廷で犯行の“背景”をこう明かすのだった。
男は街で偶然拾った金を元手に女遊びにふけった。その際に性病をうつされ、激怒。身勝手な復讐に乗り出したのだ……。

浦島翔吾（２９）は高校を中退すると、アルバイト先を転々として生活していた。住居は築６０年超えの実家。年に２、３回行く風俗遊びが何よりの楽しみだった。
そんなある日のバイト帰りのことだ。路上の端に、新聞紙に包まれた小さな塊が捨ててあった。妙に気になって中を開けると、そこには５００万円もの札束が。そのうちの１枚を近くの自動券売機で試してみたが、変わった反応は一切ない。

“本物の札束だ！”
浦島は手にした金を“軍資金”にして風俗店に通い詰めた。３か月間で１００人を超える風俗嬢たちから、思うがままの性的サービスを受けまくったのだ。

しかし、浦島が体に異変を感じたのはそのあとだ。亀頭と包皮の間の溝部分にコリコリした赤いシコリが生じたのだ。特に痛みはなかったが、その赤い色には見覚えがあった。
１人の風俗嬢の太腿に点々とイチゴを潰したような鮮やかな赤い色のオデキがあり、それとほぼそっくりだったのが思い浮かんだ。

“もしかして、あれって性病じゃないのか？”
浦島は怖くなって携帯電話で調べ、性病チェックの検査キットを申し込んだ。数日後に結果が届くと、「陽性」の診断が下ったのだ。

初めての罹患に、頭を強烈に殴られたような衝撃を受け、目の前が真っ暗になってしまった。
“どうしてくれるんだ？　俺は金を払って遊んだだけだ。それなのに何で性病なんか背負い込まなきゃいけねえんだ！”
やり場のない怒りが湧き上がってきた。病院に通えば治るものだったのだが、“皮膚の赤みがどんどん広がっていく。このままだと俺は死ぬしかない……”
そう思い込んだのだ。