2016年02月15日 20時00分 公開

実録「レイプ裁判」リストラされて転落人生の男　幸せな元婚約者に片恨み姦！

• 桃色コラム

• 実録「レイプ裁判」

「被告人は悪質極まりない手口で、元婚約者に陵辱を加えました！」検察官はそう言って、法廷に立つ男を睨みつけた。男は、職場をリストラされたことをきっかけに、婚約も破談。人生が一変する中、幸せそうな生活を送る元婚約者の姿を見て、理性が吹き飛んだのである。

歯止めが効かぬ人生の転落劇

仕事は順調にいき、それに伴い奨学金の返済も滞りなく進め、やがて、２歳下の恋人もできた。そして、森山絵里さん（２９）と結婚を約束し、週末同棲も始まったのである。
絵里さんは手料理が上手だったし、何より、夜の相性が素晴らしかった。彼女は絶頂を迎えるたびに全身をプルプル震わせ、その姿が愛おしくて、竹中は強く抱きしめた。
それだけではない。彼女は一度絶頂を迎えても、その後さらに快感の大波が押し寄せ、より激しく反応するのだ。竹中はこの「連続アクメ」という現象を目の当たりにして、さらに愛しさが募った。

だが、交際してから４年目に激震が訪れた。竹中が会社をリストラされてしまったのだ。会社の業績が急激に悪化し、真っ先に肩を叩かれてしまったのである。
竹中はすぐに仕事を探したが、なかなか見つからない。とりあえず、アルバイトをしたが、奨学金を返すのは容易ではなく、滞納の利息も加算され、借金は膨らむ一方だった。
さらに、婚約者だった絵里さんからも別れを告げられ、人生の転落劇は止まる気配がなかった。

リストラから４年後――。
清掃のアルバイトに就いていた男が、掃除道具を抱えて現場を訪ねた時だった。
「おい、竹中だろ？」
高級スーツを着込んだ男に話しかけられた。その男は証券マン時代の先輩で、業績が悪化した会社を立て直す成績を上げたことで、役員にまで出世していた。
竹中は落ちぶれた自分を見られるのが嫌だったが、先輩は話し続けた。そして、竹中の婚約者だった絵里さんの話題になった。

「彼女、結婚して幸せに暮らしているぞ。ダンナが相当なヤリ手で、ウチの会社と取り引きさせてもらってるんだ。自宅にお邪魔する際に彼女にも会うんだけど、それは豪勢な生活だぜ」
しかも、絵里さんには、２歳になる娘もいるという。その事実に、竹中は強烈なショックを与えた。
“孤独で貧乏なオレの生活とは大違いだ……”

さらに、何の巡り合わせか、翌日の竹中の現場は、絵里さんが住んでいるという、高級住宅街だった。
“もし彼女に偶然会ってしまったら……”
そう思った次の瞬間、道端で子連れの絵里さん夫婦に遭遇してしまったのだ。男はすぐに姿を隠した。情けない自分を見られたくなかったのだ。
“ちくしょう、こんな屈辱ってあるのか？”
男は勝手な怒りに打ち震え、根拠なき報復を誓ったのだ。