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「無修正エロ動画詐欺」を回避する方法

 後ろめたい男心につけ込んで法外な金額を要求する卑劣な犯罪――。魑魅魍魎の手から己の身を守る方法を大公開!

 スマホやパソコンで少し検索すれば、誰もが『無修正・無料』と銘打たれた動画が見放題のエロサイトにたどりつける、このご時勢。「こりゃすげえ」と、画面をタッチしたりクリックをした読者諸兄も多いだろう。つい最近、ガラケーからスマホに機種変更した地方公務員の山本さん(54・仮名=以下同)もそんな一人。「サイトを開けると、〈20歳以上ですか?〉と表示されたので、〈YES〉とタッチ。すると、あられもない女性の画面がいくつか表示されたので、バイブを使っている美熟女の画面をもう一度タッチしたところ、いきなり〈ご入会ありがとうございました!〉という画面になったんです」

 すると〈当サイトは月額定額制(62000円)です。口座に3日以内にお振り込みください〉という画面が表示され、うろたえたという。「これだけのことで入会したことになったのかと不審に思ったんですが、スマホの識別番号とかプロバイダ情報などが記載された画面になったんです。自分の情報が全部握られていると思ったら、急に怖くなりましてね。スマホの勉強代だと思って、指定された口座に入金してしまったんです……」

 建設会社勤務の村山さん(49)も、ネット上の、とある画面を2回ほどクリックしただけで、入会金と初月会費15万円の請求画面が表示された。「請求書画面に書いてあった電話番号に連絡して“入会した覚えはない”と伝えたんです。すると、“画面に入会規約が書いてあり、入会に同意している”と恫喝されました……」

 実際、画面をよく見ると、隅っこに小さく入会規約が書いてあった。しかし、15万円なんて、とても出せないと告げると「電子契約解約センターに連絡して解約の手続きをお願いします」と宣告された。「そこに電話をすると、解約手数料として6万円を振り込んでほしいと言われたんです。15万円が6万円になったとホッとして、2日後に解約料を振り込んだんですが、今、考えると巧くダマされたんじゃないかと悔しくて」

 こう肩を落とす村山さんだが、6万円なら傷はまだ浅いほうだ。昨年6月、島根県に住む60代男性は、エロサイトにアクセスして、なんと2225万円もの金を騙し取られたという。「発端は〈あなたがご覧になったアダルトサイトの利用料が未納になっています。至急お支払いください〉というメールだったそうです。メールに記載された番号に電話をすると、リサーチ会社を名乗る男に説明され、3回に分けて445万円を振り込んでしまったんです」(全国紙社会部記者)

 これだけでも相当な被害金額だが、詐欺グループは、その後も執拗に「他にも未納分があり、財産を差し押さえられる恐れがあります。裁判所に全財産を預けたほうがいい」と法律事務所職員を名乗る男を差し向け、さらに2回にわたって計1780万円を騙し取ったという。

「無修正エロ動画サイトに潜む詐欺集団は、くみしやすいとみれば骨の髄までしゃぶってきます。これは典型的なケースでしょう。被害者は無修正のエロ動画サイトを閲覧したことに後ろめたさを感じる、真面目な男性が多いですね。しかし、無修正のエロ動画を閲覧しただけで、罪に問われることはありえないので、こうした架空請求は徹底的に無視することが肝要です」(前同)

 しかしながら、無修正エロ動画による架空請求の手口の巧妙化は日進月歩。どうすれば、この詐欺に引っかからずにすむのか。エロサイト業界の内部事情に詳しいネットジャーナリストに話を聞いた。ちなみに、このジャーナリストは一時、ネットで流行していた「覗き部屋」のサイトを開設していたこともあり、現在のエロサイト関係の事情に明るい。

「エロ動画サイトは、運営者やシステムによって詐欺に遭う危険度が全然違います。AVメーカーが直接運営するサイトや、メーカーから版権を買ってAV作品を配信するサイト、あるいは海外にサーバーを置き、月会費制でAV作品を見せるサイトは比較的安全なことが多いですね。危険なのは、無修正・無料を謳うエロ動画サイトなんです。サイトそのものが課金詐欺グループの巣ということもあります」

 こうしたサイトが配信する動画作品を見るだけなら問題ないが、サイト内にある広告をタッチしたりクリックして、詐欺グループのサイトに誘導されるケースもある。「比較的良心的に運営している無修正・無料のエロ動画サイトも、バナー広告についてはノーチェックなんですよ。特に、パカパカ点滅している広告などは非常に危険。エロサイトに限らず、〈はい〉や〈ENTER〉などの認証ボタンを押すことは、相手に自分のパソコンやスマホの“門を開けた”と考えるべきです。これで相手が請求書を送りつけることができるようになるんです」(前同)

 無修正・無料を売りにするエロサイトには「新着作品を紹介する」という誘い文句で、〈無料登録〉させるところがある。「これにメールアドレスや電話番号、カード番号などの個人情報を書くのは、絶対にしてはいけません。個人情報が、詐欺グループの世界に流出して、どこで、どう悪用されるか、考えただけでも恐ろしいことです」(同)

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