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ただいま巷で「銭湯不倫が急増中!」

伝統ある日本の“癒し処”がまさかの変貌を遂げたッ! 男と女が惹かれ合い、肌を重ねる所以、此処にあり!!

「女将さんに嫌な顔をされる」

シャカシャカと音のしそうなナイロン製の上着に、ピッチピチのタイツのようなズボン……そう、ランニングウェアにしか見えないが、なぜ市民ランナーが銭湯に大勢いるんだ!?
「仕事が早く終わったときに、ここに来ています。先に着替えを預けて、皇居のほうまで走りに行きます」
と言うのは、常連客で人妻の有紀さん(仮名=37)。この銭湯は、ランナー向けのサービスとして“荷物預かり”を実施しているというのだ。

「今、市民マラソンが大ブーム。全国各地の銭湯が、こうしたランナー向けのサービスを始めています。人気店では、平均して毎日20~30人のランナーが利用しているようです」(全国紙文化部記者)
この銭湯でも、入り口付近にはスポーツバッグが所狭しと並ぶ。荷物を預け、走り、風呂で体を癒す。その延長で、男女は巡り合い、肌を重ねるというのだ。

「特に大きな大会の前だと、連日走り込むし、毎日のように顔を合わせるじゃないですか? “今日は何キロ走ったんですか?”なんて会話で始まり、同じ趣味だから仲間になって、ランナーの輪が広がるんです。男性も女性も、どちらも一緒になって」(前出の有紀さん)
それで、結果、冒頭のスナックママの証言のように、“部活の部室みたいな感じ”で盛り上がるという。

「大勢で休憩スペースを占拠すると、お風呂屋の女将さんに嫌な顔をされることもあるので、ほどほどってところで抑えますけどね(苦笑)」(同)
連れ立って飲みに行くことも、しばしばだという。となれば、不倫関係に発展することもあるのでは……と聞くと、有紀さんは頑なに否定。“友達”で押し通すおつもりか?
「そういう話はよく聞きますよね。残念ながら、私はないですけど……」(同)

とはいえ、眼前に広がるのは、無防備なレディース&ジェントルメンが異性を狙う色恋絵図。
「言ってしまえば、休憩スペースがキモ。ランナーでなくとも、余裕で出会いはありますよ」(40代の常連客男性)
乱倫な狩場か、進化するオアシスか。ニッポンの銭湯は、どこへ向かうのだろうか。

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