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「山本カントクとピンク映画の女神たち」山本晋也カントクの桃色青春伝

先月、オレの記念すべき監督第一作『狂い咲き』について語ったわけだけれど、実は、一番肝心なことを言い忘れてた。女優だよ。ピンク映画には、この愛すべき女たちがいなきゃ話にならない。しかも、時は1960年代半ば。いまみたいにAVや、ネットに若い女の裸が溢れてる時代じゃない。嫁入り前の娘が人前で肌を晒した日にゃ親に勘当される、道を歩けば後ろ指さされるって頃だ。今回はそんなご時世に、寂しい男たちのために文字どおり「一肌脱いで」くれた、そんな女神たちについて語ってみようか。

ご存じ、山本晋也カントクが青春時代を赤裸々に語る連載の第5回! ピンク映画に欠かせないのは、なんといってもスクリーンを彩る美しき女優たち。今回は山本カントクが出会ってきた数々の女優たちの思い出を語ります!

先月、オレの記念すべき監督第一作『狂い咲き』について語ったわけだけれど、実は、一番肝心なことを言い忘れてた。
女優だよ。

ピンク映画には、この愛すべき女たちがいなきゃ話にならない。しかも、時は1960年代半ば。いまみたいにAVや、ネットに若い女の裸が溢れてる時代じゃない。嫁入り前の娘が人前で肌を晒した日にゃ親に勘当される、道を歩けば後ろ指さされるって頃だ。今回はそんなご時世に、寂しい男たちのために文字どおり「一肌脱いで」くれた、そんな女神たちについて語ってみようか。

オレが助監督としてピンク映画に関わった頃には、すでに「三大ピンク映画女優」と言われる女たちがいた。松井康子、香取環、扇町京子。どうです?名前からして気品があるじゃないか。それもそのはず、松井康子は松竹の大部屋出身。香取環は日活の元ニューフェイス。扇町京子は大蔵映画の主演女優だった。

そんな中でも、やはり一番のスターは松井康子でね、オレは助監督時代から、なぜか彼女に気に入られて、「チョクさん、あんたが監督になるときにはアタシが必ず主演してあげるからね」と言われてた。だから、先月書いた突然の前任監督の失踪で「実は本当に監督になることになっちゃったよ」と電話したら、二つ返事で「もちろん出演させてもらうわよ」って快諾してくれたんだよ。

その作品『狂い咲き』は「猥褻きわまりない」という理由で映倫から審査拒否の憂き目に遭ってしまったわけだが、そこには松井康子、一世一代の妖艶な演技があったことは言うまでもない。スタッフに恵まれ、名女優にデビュー作を飾ってもらったオレという男は、本当に幸運な監督だよね。

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