2014年12月08日 21時00分 公開

独り身の寂しさを感じている人必見！　ウブな30歳OLがアラフォー記者に全てを捧げた夜…

• 桃色コラム

• 出会い

年末に向かう独り身の中年はかなり寂しい。 盛り上がった忘年会のあと、誰もいない部屋に帰ってふと寂しい思いをしたり、クリスマスという、なにか独り身が悪いみたいなイベントがあったりする。さらに正月に実家に帰ると、３人目が生まれたという弟夫婦に、何か冷笑されている気分になったりなど、若いころならなんともないことが、35を超えてから厳しく感じられてしまう昨今なのだ。

年末に向かう独り身の中年はかなり寂しい。

盛り上がった忘年会のあと、誰もいない部屋に帰ってふと寂しい思いをしたり、クリスマスという、なにか独り身が悪いみたいなイベントがあったりする。さらに正月に実家に帰ると、３人目が生まれたという弟夫婦に、何か冷笑されている気分になったりなど、若いころならなんともないことが、35を超えてから厳しく感じられてしまう昨今なのだ。

そんな本誌委託記者（36）は、４年前の離婚でケチがつき、現在全く女っ気がない毎日。仕事もヒマではないので、「婚活」などという課外活動はできにくい。空いた時間で出来るのはネットの出会い系だというのは分かっていたが、変な課金が怖くてなかなか手出しできなかった。

そんな話をふたつ下の同僚としていたら、
「ここ、無料だからとりあえず登録だけしたら？　俺は時間の空いた時ちょくちょくメール送ってるよ」
という。それがこの「ファーストラブ」だった。女性の登録48万人以上という、知る人ぞ知る超巨大サイトなのだ。

登録はものの５分。出会いを欲している女性の投稿が、登録の瞬間から見れた。
「合コンや婚活パーティなら会えても３人。予算は最低1万円は見とかないと。でもここからタダで何人もの女性にアクセスできるぞ」
という同僚の言葉が思い浮かぶ。

課金サイトなら一回10円は掛かるであろう閲覧、コメント送信、受信など利用料が無料なので、本当に気軽に、何人もの女性に連絡に連絡が取れるのはこのサイトの最大の特徴といえるだろう。

国内最大級の「恋愛結婚支援サイト」というだけあって、よくある風俗店舗とつながった援助系ではなく、おとなしめの投稿が多い印象だ。大抵は顔出ししていないところがまたリアルで、逆にお誘いメールを送るこちらが緊張するくらい。最初はポツポツ、気がつけば１日20人ほどにメールを送っている。慣れると気負いもなくなるものだ。

そのなかで、
「いろいろあって消沈気味です。都内で会社員の方限定で絡んで下さい」
という、東京の大田区に住む30歳のこずえさんが連絡をくれていた。飾りっけのないメッセージに何かを感じ、どうしたの？　的なメールを送ったのだが、実は仕事が忙しく、しばらくメールボックスを見ていなかった。慌てて返信すると、
「あ、連絡いただけないかと思いました（笑）」
と、１日置いて連絡が来た。こちらの職業や境遇を正直に綴ったメールが好印象だったらしい。

「普通にお話ができそうだったから、連絡しました。みなさん、大勢に送ってる定型文みたいで……そういうの、女ってわかるんですよね」

とのこと。なんでも11月末に２年付き合った彼氏の浮気が発覚、傷心のまま12月に入り、これではダメだと初めて「ファーストラブ」に登録したとのこと。「ファーストラブ」は、女性婚活サイトなどでも、「使いやすい」「釣り（風俗店などのスカウトメール）が少ない」と密かに評判なのだとか。

何回かメールをやりとりした後、意外に職場が近いことがわかり、お互いの職場から等距離の飲み屋で夕食をすることが決まった。ご近所検索という機能、これはハズせない。

当日、仕事が忙しく20分ほど遅れて来たこずえさん。たまにここで商談をすることを伝えると、
「一度来てみたかったんですよ、この店。ありがとうございます（笑）」
と、礼儀も正しく好印象。出会い系で遊んでいる印象は全くない。

しばらく飲んだ後、自然と別れた彼氏に話が及ぶと、
「大きく変わらないとダメだと思うんですよね…。私」
と未だ気にしている様子。酒が弱いというだけあって、中ナマ一杯で真っ赤になりながら、
「あの…こんなことお願いするのもなんですけど…」
とかぼそい声で前置きして、
「今日、朝まで一緒にいてください！」
と大声で告白？されてしまった。こちらも期待はしていたことなので、「い、いいですよ」、と笑いながら返事すると、
「よかった～！　断られてたら私、生きていけないよ～」
とこちらにしなだれて泣き崩れる彼女。どうやら泣き上戸だったらしい…。

久しぶりとあってその夜はかなり激しく乱れた彼女だったが……詳しくはご想像におまかせしよう。

実はこの段階までたどり着くのに、３ヶ月近い時間が掛かっている。だが、課金が無いのがファーストラブの強み。いくらでも時間はあるのだから、まずは登録して、気長にボチボチメールしてほしい。継続は力なり、である。