2014年12月10日 00時00分 公開

毎年12月はヒマだった中年記者がクリスマスギリで年上好き29歳OLををゲット！

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この時期になると、街はクリスマス一色。37歳独身の記者には別になんの感慨もないが、やはり世間が浮かれまくっている時に、１人行きつけの焼き鳥屋でテレビを見上げながら一杯……というのもさすがに虚しい。 ここ数年続いたそんな苦い（？）経験から、今年は９月中旬から「クリスマス活動」を編集部に隠れ密かに実行。で、結果から申し上げると、12月24日（月）午後6時より、都内某所で女性とディナーをすることになったのである。そのいきさつをご紹介したい。

この時期になると、街はクリスマス一色。37歳独身の記者には別になんの感慨もないが、やはり世間が浮かれまくっている時に、１人行きつけの焼き鳥屋でテレビを見上げながら一杯……というのもさすがに虚しい。

ここ数年続いたそんな苦い（？）経験から、今年は９月中旬から「クリスマス活動」を編集部に隠れ密かに実行。で、結果から申し上げると、12月24日（月）午後6時より、都内某所で女性とディナーをすることになったのである。そのいきさつをご紹介したい。

まず定番の合コンだが、この歳ではまず伝手がない。職場は男性ばかりで会社でのイイコトもなし。地元のスナックのケイコちゃんはいつ誘っても「えー行きたーい」というだけ。要は女を引っ掛ける釣り針を、まったくあてのない大海原に投げているな感じなのだ。それならばいわゆる「釣り堀」で釣りをすればいいじゃないか、ということになる。

そこで出会いの釣り堀「婚活居酒屋」なるものに、この間同僚とふたりで行ってみたが、男女お互いが獲物を狙うようなサバンナの狩場に放り出された感があり、口下手で人見知りの記者は一度行っただけでコリゴリしてしまった。まあノリのよい同僚は楽しんでいたようだが……。

というわけで、最後に残ったのが、ネットの出会い系である。ただ昨今はこの出会い系サイトも星の数ほどあって、なかなかひとつには決められない。ネットでは取引相手が見えないだけに、課金サイトは少々怖い。そんな方も多いだろう。かくいう自分もそうなので、とりあえず「無料」をキーワードに、出会い系を探しまくってみた。そこで目についたのが「タダアイ」だ。

ここ「タダアイ」で目を引くのは、トップページにある無料の項目列記。見ると入会費用、メールの送・受信費用、自分のプロフ作成と閲覧費用、写真の閲覧と投稿費用、最後に退会費用の計８種類。出会い系を初めて体験する身には、「あ、こんなところで費用を取られる可能性があったのか」と勉強になったほどだ。

登録を済ませると、サイトには自分専用メール送受信ページができる。そこから、「地域別簡単検索」で近所に住む女性の投稿を見られるのだ。その投稿に対し、簡単な文でお誘いをするという段取りになっている。
短い女性のメッセージを見ているだけでも面白く、口下手な記者にはぴったりだったのか、始めて２週間たったころには１日20件以上、女性に対しメールを送っていた。

すると何日かあとに返信が来ていたのが、冒頭のクリスマスのお相手。
「暇だから登録　メール大歓迎」
という実にあっさりした投稿をしていた29歳のようこさんだ。
自分になぜ返信してくれたか聞くと、
「運」
とひとこと。とにかく短い単語の羅列で表現してくるようこさんに最初は戸惑ったが、何回かのやりとりの後、11月下旬に近所の飲み屋にドキドキしながら誘うと、
「行きます」
とまたひとこと。なんとも拍子抜けする返答であった。

しかし当日来たようこさんは、そのぶっきらぼうな印象とは全く違う女性だった。
「婚活居酒屋で失敗した話を聞いて、『この人と会っていいかな』と思っちゃったんです。口下手なところとか、すごく私に行動が似てる人だな、って思って」

どうやら正直に自分の性格をメールしたのが功を奏したようだ。しかし証券会社のOLをしているという彼女。彼氏いない歴が初めて半年に達したとかで、パリっとしたスーツ姿のわりに遊んでいるみたい……。

「実は私、こないだまで20歳年上の人と同棲してたんですけど、最近別れて…。ギリ20代だから若い子ばっかからメール来てたんですけど、37歳ってやっぱり、安心する〜（笑）」

と言いながらお酒のピッチも上がる彼女。

「私結構こんなノリだから、付き合った人も多かったけど、結局10くらい年上がいいかも。いつでも甘えていられるからね〜」

と、ようこさん。年上好きなのかと聞くと、

「実はですねえ……ある時期からあ、ここだけの話ですけどお、超じらされてのセックスが気持ちよすぎてえ！　あはは、マジウケル（笑）」

と、どこかにツボったらしく、酔っ払いの高笑い。しかし、24日の約束はOK。

「とにかく夜景！」

という彼女のために、新宿の高層ビルにあるレストランを予約したのだった。
ちなみにこれは彼女がデート後に送ってくれた写メ。

「クリスマスまでのおかずにして！」

と、なんとも彼女らしいメッセ付きでした。

気長にメールをしながら待ちの攻めができるこの「タダアイ」。利用料無料なので、待っていてもお金はかからない。婚活居酒屋などよりよっぽど金と時間を有効活用しているといっていい。まずは女性の掲示板の投稿を眺めるだけでも面白いので、登録だけしてみるのもいいだろう。




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