2014年10月06日 14時00分 公開

実録「レイプ裁判」虐げられたママ友への復讐劇　闇サイトで強姦依頼した鬼女

• 桃色コラム

• 実録「レイプ裁判」

法廷の被告席に男と女が現れた。この二人による卑劣な罠にはめられたのは、小学生の子どもを持つ一児の母だった。しかも、加害者の女と被害者女性は、「ママ友」の関係だったという。

事件調書

被害者　　「ママ友」仲間のリーダー格
犯行現場　被害者のマンション
犯行手口　管理会社を装って部屋に侵入
レイプ犯　ママ友と、工事現場の作業員

法廷の被告席に男と女が現れた。この二人による卑劣な罠にはめられたのは、小学生の子どもを持つ一児の母だった。しかも、加害者の女と被害者女性は、「ママ友」の関係だったという。ママ友という狭い世界での上下関係のもつれから生じた強姦事件だった。加害者たちは被害者の家を盗聴し、プライベートを暴きレイプに及んだ。また、それだけでは飽き足らず、事件後も陰湿な嫌がらせを行っていた。

日雇いの工事現場で働く村瀬晋平（３９）は、産まれてすぐに母親に捨てられ、施設で育った。母親の愛情を知らずに育ったせいか、女性に対して憎しみとも言える屈折した感情を抱いていた。"どうせ、オレの相手をする女なんていないんだ"村瀬には女性との交際経験がなく、たまに風俗店で遊ぶだけだった。

ネットカフェに入り浸り、エロ動画やエロ画像を検索して過ごしていた。いつものようにネットサーフィンをしていたとき、こんな書き込みが目に止まった。

《復讐したい女がいる。協力者求む》

投稿を見つけたのは、違法な情報が飛び交うインターネット上の闇サイトの掲示板だった。投稿者は、のちに村瀬によるレイプ犯行の共犯者として法廷に引き出される倉内希美（３１）。小学校低学年の子を持つ母親だ。希美一家は親からの資金援助で購入したマンションの最上階に住んでいた。マンションには、同じ小学校に通う子どもを持つ母親が大勢おり、「ママ友サークル」のようなものがあった。希美もその仲間に入った。

しかし、ほどなくサークル内で希美に対するイジメが始まった。彼女の住む最上階の角部屋は高額で、他の住人たちからの嫉妬の対象になったのだ。希美に関する根も葉もない悪い噂が広まり、子どもも「ママ友」の子どもたちからイジメを受けるようになった。それらすべてを仕掛けたのは、ママ友のリーダー的存在である桐島千里さん（３３）だった。