2013年12月16日 00時00分 公開

息子の出生の秘密を知り絶望行きずり強姦に及んだ鬼畜男　vol.01

• 桃色コラム

• 実録「レイプ裁判」

「妻と息子の"秘密"を知った私は、自暴自棄に陥ってしまいました……。本当に申し訳ございません」被告席の中年男性はこう述べ、土下座をすると床に頭をつけた。 男が凶悪犯行に及んだのは、家族を捨てて放浪中のことだった。

事件調書

被害者　：バイト帰りの女子大生
犯行手口：後ろからヒモを首に巻きつけ連行
犯行現場：深夜の公園の多機能トイレの中
犯人　　：息子の出生の秘密を知り絶望した男

「妻と息子の"秘密"を知った私は、自暴自棄に陥ってしまいました……。本当に申し訳ございません」被告席の中年男性はこう述べ、土下座をすると床に頭をつけた。
男が凶悪犯行に及んだのは、家族を捨てて放浪中のことだった。

深夜、歩きながらスマートフォンをいじっている若い女性たちを狙ってレイプ犯行を遂げたのだ。
※※
桜木哲平（４２）は妻子あるサラリーマンだった。
妻の絵里さん（３６）とは、５年前、お見合いパーティーで知り合った。
すっかり意気投合した２人は、パーティーが終わると居酒屋で飲み、流れでラブホテルに入った。

こうして、２人はつき合い始めたのだが、３カ月後、彼女の妊娠が判明。
お互いに異存はなかったので、結婚することになった。
妻と子との生活は幸せだった。

しかしあるとき桜木は、息子の顔が自分にまったく似ていないことに気づいた。
"こんなに似てないことがあるもんだろうか……"気になった桜木は、インターネットで見つけたＤＮＡ鑑定の検査機関で調べてもらうことにした。

すると、嫌な予感が的中。
なんと、息子は自分の子供ではなかったのだ。

以後、桜木は強い葛藤にさいなまれることになった。
自分を騙し続けた妻に対して怒りを感じる一方、幸せな家庭生活を壊したくないという思いもあった。
"オレさえ知らないふりをしていれば、家庭の平和が保たれるんだ……"妻の絵里さんも、息子が夫の子供でないことには気づいていた。

結婚前、彼女は職場の男性上司と不倫をしていた。
そのドロ沼状態から脱出しようとお見合いパーティーに出席し、桜木と出会ったのだ。
もちろん、妊娠した時点では、不倫相手の子を宿したとは思っていなかった。

だが、出産後、子供が成長するにつれて気づいてしまったのだ。

結局、夫婦ともに息子の秘密を切り出すことはなかった。
そのようにお互いに秘密を抱えながら送る生活は、常に緊張感をはらんでいた。

12月17日公開のvol.02へ続く・・・。