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「女性社長」の夢に目がくらんだOL

結婚適齢期を過ぎ、行き遅れた女には、結婚をにおわせることが、何より効果的なのかもしれない。たとえ男のことを疑っていても、人生最後のチャンスを逃すことはできないのだから…。 市役所に勤める宮島直美(53)が山村宏和(57)と交際を続けて、すでに2年が過ぎていた。 (第2の人生か…)

被害者:宮島直美(53)市役所職員
犯行手口:「結婚して一緒に事業を起こそう」などと言葉巧みに誘い開業資金などの名目で現金をだまし取る。
犯人:山村宏和(57)無職

 結婚適齢期を過ぎ、行き遅れた女には、結婚をにおわせることが、何より効果的なのかもしれない。たとえ男のことを疑っていても、人生最後のチャンスを逃すことはできないのだから…。

 市役所に勤める宮島直美(53)が山村宏和(57)と交際を続けて、すでに2年が過ぎていた。 (第2の人生か…)
 地元の高校を卒業し、30年以上も役所勤めに生きてきた直美にとって、そろそろ今後の人生を考え始める頃になっていた。定年も少しずつ近づいてきているが、仕事一筋で結婚もしなかった直美は、違う人生など考えもつかなかった。   そんな時、携帯電話の出会い系サイトで知り合ったのが山村だった。
 温厚そうな顔つきと清潔感あるスーツ姿で現れた山村は、礼儀正しくマナーもわきまえた紳士だった。まさに直美の好みのタイプであった。
 ホテルのベッドの上でも、山村はさらに節子を喜ばせた。手のひらで、指先で、舌で、あるいはすべてを使って、直美の全身を、そして股間の敏感な部分を、念入りに、そしてじっくりと愛撫し続けた。
「いい、いいわ。…そう、ああ、ダメッ!」
 快感にもだえ、節子は悩ましい声を漏らし続ける。そして、すっかり濡れそぼった局部を、山村はさらに攻め続けた。
「もうダメ、来て。ねえ、来て」
 直美がそう泣き声混じりに言うと、山村はたくましく硬直したモノを潤った彼女の中心に深々と挿入した。
「ああーっ、いいーっ!」
 直美の絶叫が、ホテルの室内に響いた。
 山村から結婚を申し込まれたのは、それからしばらくしてからだった。
「実は、エステサロンの開業と考えている。君と一緒に経営したいんだ。もちろん、キミは取締役になってもらいたい」
 そう言われて、直美の心は動いた。第2の人生、それも、結婚相手だけでなく、美容エステの女性経営者という仕事まで手に入る。
 直美は喜んで山村のプロポーズを受けた。すると、山村は具体的な話を始めた。
「君にもエステの開業資金を出してほしいんだ。500万円でいい。もちろん、事業が軌道に乗ったら、利益は君のほうで自由にしていいから」
 カネを出してくれという話に、直美も一瞬とまどった。しかし、「結婚のほうも、あわせて考えていこう」という山村のささやきで、疑いはどこかに吹き飛んでしまった。
(そうね。お店の開業資金で、500万は安いくらいよ)
 直美は、長年コツコツ貯めた預金を山村に渡した。山村は笑って受け取ると、「本当にありがとう。これからは、2人でがんばろう」と言って、直美の肩を抱きしめた 。
 ところが、500万円を渡しても、いっこうに進展がなかった。相変わらず待ち合わせてホテルに行っていたが、結婚も、エステの開業も、具体的な話が出ないのである。直美が問い詰めても、「開業の許可を取っているところだよ」とか「税理士と相談しているんだ」などと言うばかり。結婚のほうも、「忙しくて」とあいまいな返事。「せめて籍だけでも入れましょうよ」と直美が言っても、山村は「ちゃんとしたいんだ。できれば、式も挙げたい。旅行も行きたい」と逃げる。そのくせ、式場の下見や旅行会社回りなどがしたいと直美が頼んでも、やはり忙しいからと約束を伸ばすのである。
 そうしているうちに、1年半以上が過ぎた。さすがに変だと思った直美は、500万円の一時返済を迫った。だが、山村は応じなかった。
「騙されたのかもしれない」
 直美が警察に相談したのは、それからしばらくしてからだった。そして、警察は山村を詐欺容疑で逮捕した。
 山村は数年前から無職で、たまに派遣のアルバイトをするほかは、出会い系で知り合った女性から、カネをせびったり、だまし取ったりして暮らしていた。警察に逮捕された時、直美から受け取った500万円は、すべて使い果たした後だった。

 山村は詐欺容疑で逮捕、起訴されたが、たとえ有罪になったとしても直美がだまし取られた500万円は戻ってこない。冷静に考えれば、結婚してから現金を渡しても遅くはなかったはずである。そもそも、「先にカネをよこせ」などと言う者は、なにかしらよからぬことを考えているものだ。それが、たとえ兄弟や肉親であったとしても。

(文中は仮名)
※実際の事件をもとに構成しています。

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