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出会い系で知り合った女性にストーカー行為を10年間以上

会社員の田口忠洋がOLの三浦牧子さんに会ったのは、田口が25歳の時だった。ものは試しにと使ってみた出会い系サイトで、たまたまアポが取れたのが牧子さんだった。  社会経験も浅く、さらに女性経験もほとんどなかった田口にとって、まず出会い系サイトで本当に女性と会えたことだけでも新鮮だったし、年上の女性は魅力的で、色っぽく見えた。牧子さんのほうも、一時の気晴らしには田口はちょうどいいと思ったのかもしれない。

被害者:三浦牧子(45)
犯行手口:出会い系サイトで出会った女性にストーカー行為を続け、10年以上にわたって付きまとい続けた。
犯人:田口忠洋(40)

会社員の田口忠洋がOLの三浦牧子さんに会ったのは、田口が25歳の時だった。ものは試しにと使ってみた出会い系サイトで、たまたまアポが取れたのが牧子さんだった。
 社会経験も浅く、さらに女性経験もほとんどなかった田口にとって、まず出会い系サイトで本当に女性と会えたことだけでも新鮮だったし、年上の女性は魅力的で、色っぽく見えた。牧子さんのほうも、一時の気晴らしには田口はちょうどいいと思ったのかもしれない。
 そして、2人はそのままホテルに入り、何度も身体をからみ合わせた。とくにほとんど童貞に近かった田口は、夢中になって牧子さんの柔らかい肌と蜜があふれる秘めやかな部分を、くり返しむさぼった。
 それからしばらく、2人は何度か会った。牧子さんが呼び出すこともあれば、田口のほうから「会いませんか」と彼女の携帯電話にかけることもあった。会うと少しばかり話をして、それからホテルに入り、濃密な時間を過ごして別れる。そんなことを何度かくり返した。
 だが、もともと一時の遊びと思っていた牧子さんは、いつしか連絡をしなくなっていった。そして、田口のことも、遊んだこともすぐに忘れてしまった。
 それから数カ月してからのこと、牧子さんの携帯電話に田口から電話がかかってきた。
「最近、連絡ないけれど、どうしたの。また会いたい」
 牧子さんにはすでに田口への関心も興味も一切なかったので、「また今度ね」などと適当にあしらった。
「会わなければ、そのうち忘れるわ」
 牧子さんは、そんな風に思っていた。ところが、その認識は甘かった。
 1カ月後、また田口から電話が入った。
「そろそろ会えるかな。いつがいいですか」
 今度は、牧子さんはすぐに切った。再度のコールも、無視するようにした。すると、今度はメールが来るようになった。「電話に出ないけれど、どうしたの」「そろそろ会いたいよ」。もちろん、すぐに削除した。それでも、毎週必ず着信やメールが来るようになった。
 それ以後もメールは後を絶たなかったが、「無視すればいい」と、放置しておいた。
 それから3年ほどしてから、牧子さんは結婚した。相変わらず田口からのメールは続いていたが、読まずに削除していた。だが、さらに1年ほどたった頃、田口からのメールの件名をみて驚いた。
〈結婚おめでとう〉
 思わず開けてみると、「結婚したんだね。言ってくれれば、お祝いしたのに」という文面だった。その口調が、かえって不気味だった。
「結婚のことなんて、教えていないのに…」
 田口はどうやって知ったのか。牧子さんは、さすがにゾッとした。翌日、牧子さんはすぐにアドレスを変えた。田口からのメールは来なくなった。牧子さんは、ほっとした。
 しかし、それからさらに5年後のこと、ポストに牧子さんあての不審な封書が入っていた。中を見ると、田口からの手紙だった。
〈探したよ。いつも見ているから〉
 さすがに、これには牧子さんも震え上がった。しかも、その後も何度もそういう手紙が投げ込まれた。どこかに田口がいると思うと、気が休まる時がなかった。
 そしてある日、マンション近くの物陰からこちらを見ている男の姿を見つけた。田口だった。
 限界に来ていた牧子さんは、警察に相談した。警官が張り込み、田口は警察で警告を受けた。それでも、田口はストーカー行為をやめなかったため、再度の警告。その後、また繰り返し。そしてついに警察に逮捕された。2人が出会い系サイトを通じて出会った時から、10年近くが過ぎていた。

 ストーカー行為が卑劣な犯罪であることは言うまでもない。だが、そのことを認識していない男がいる。要注意だ。そして、犯罪という以前に、嫌がる女性を追い回すというだけですでに「男」として失格だろう。

※登場人物はすべて仮名です。
※実際の事件をもとに構成しています。

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