2013年09月20日 00時00分 公開

41歳独身記者が 婚活サイト アイ・キューピットで 結婚したい！第4回

• 桃色コラム

• 出会い

前回、「アイ・キューピット」主催のパーティーに参加した僕は、生まれて初めての婚活パーティーで、第一印象から狙っていたＯＬユカコさん（27歳）とカップルになるというまさかの金星ゲット！　パーティー後に食事に行った彼女とは、次回、飲みに行く約束を交わし、その後もやり取りを継続中。ムフフ…♪　 思えば「アイ・キューピット」に登録する前の2、3年間は、まともに出会いすらなかったというのに…。やはり行動してみるもんですなー。

前回、「アイ・キューピット」主催のパーティーに参加した僕は、生まれて初めての婚活パーティーで、第一印象から狙っていたＯＬユカコさん（27歳）とカップルになるというまさかの金星ゲット！　パーティー後に食事に行った彼女とは、次回、飲みに行く約束を交わし、その後もやり取りを継続中。ムフフ…♪　

思えば「アイ・キューピット」に登録する前の2、3年間は、まともに出会いすらなかったというのに…。やはり行動してみるもんですなー。
 

そんな中、登録後からメールのやり取りを継続していた26歳、ナースのミカさん（第2回参照）とも新たな展開が生まれつつありました。なんと、やり取りを重ねること30回弱。ついに実際に会うことになったのです！

そんなわけで、ある日の土曜日。渋谷駅南口・モヤイ像前でミカさんと待ち合わせ。19時半からの待ち合わせだったのですが、気合いを入れすぎて、思わず19時に到着…。「たまに、松たか子に似てるって言われます。でも、あまり期待しないでくださいね！」と言っていた彼女を想像し、音楽を聴きながら時間を潰します。

そうこうするうちに、約束の時間まであと5分。あのコかな？　あれかな？　なんて目で追っていると、僕のスマホがブルブルッと震えます。

「もしもし」
「もしもしー、ミカですけど、どんなカッコされてますか？」
「あ、えっと、僕のほうは黒いシャツにホワイトデニムです」
「あー、わかったー。今行きまーす」

小走りで僕の前に現れたミカさんは、確かに松たか子似！　正直、この目で見るまで過剰な期待はしないようにしていたのですが、想像以上にかわいいコでビックリ！　一気にテンションが上がります。

 

「いやー、どうも。ホントに松たか子に似てますね」
「えー、そんなことないですよー。タカオさん（僕の名前）こそ、メールではかなり謙遜されてましたけど、全然イケメンじゃないですかー」
「またまたー、やめてくださいよー」

イケメンなんて生まれてこの方言われたことないけど、気を使ってくれてるのでしょうか？　ソワソワしながら、予約していたダイニングバーにミカさんをエスコート。彼女はお酒が好きということで、「飲めるところがいいな」というリクエストをされていたのです。もしかして、今宵は酔った彼女とムフフな展開も…？　なんて期待に胸と股間を膨らませながら、お店に到着。まずはお互いビールで乾杯します。

最初こそ会話がギクシャクしていたものの、お酒が進むに連れ彼女は、仕事が忙しくて全然出会いがないこと、前の彼氏には浮気という形で裏切られたため、しばらく彼氏をつくらなかったこと、それでもやっぱり休みの日に街中でカップルを見ていると寂しい気持ちになることなどを話してきました。

「まったく一緒ですよ、僕も。ふらっと飲み屋に入って、ひとりでビールなんか飲んでると、ものすごくさびしいときがあるんですよねー（苦笑）。もちろん、ひとりでやる餃子とビールも至福の時間ではあるんですけどね」
「わかりますー！　私も仕事が仕事だから、どうしても仕事明けは重責から放たれた開放感で飲みたくなることがあって。そういうとき、馴染みのBarに行くんですけど、やっぱりひとりで飲んでると切ないんですよねー」

お店に入ってから1時間半を超え、どんどん饒舌になっている彼女の目が、次第にとろんとしてきた。心なしか、ボディタッチも増えてきている気がする。これは…もしかして脈アリ状態なのだろうか？

2時間が経ち、会計を済ませてお店を出る。

「さて、どうします？　お時間あれば、もう1軒くらい行きます？」
「お任せします。私、今日は時間つくってきたんで」

え…？　それってホテルとかでもいいってこと？　ドキドキしながら僕は言った。

「あの…手握ってもいいですか？」

 

こくりと頷く彼女が差し出した左手を握って、僕は道玄坂方面へと歩を進めた。心の中で「アイ・キューピットありがとう！　結婚相手が見つかるまで、ここで頑張ってみます！」とつぶやきながら。

（了）