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実録「レイプ裁判」上司に叱責された中年会社員、欲望が捻れて連続強姦魔に…

ナンパをやめ、次なる“獲物”は…

 だが、ナンパに血道をあげたせいで、高額布団の販売成績はガタ落ち。職場で上司から罵声を浴びせられることとなった。「死ね、お前。今、窓から飛び降りろ!」

 上司にこう激しく罵られながら、張本は土下座をして上司に詫びた。老人を騙すだけで荒稼ぎができる、この世界から転職する自信がなかったのだ。「いいか、張本。どんな嘘を並べたっていい。契約を取ってこい!」 上司から強烈な蹴りを食らい、張本の中で凶悪な感情が沸々と湧き上がった。

 張本は上司に恨みを抱きつつ、訪問販売を続けた。そして、この日も80代の老婆を欺いた。「この布団はね、ノーベル賞学者が作ったもので、がん予防にもなるんですよ」 結局、張本は老婆を騙して契約を取ることに成功したのだ。

 もはや張本には、人を騙すことへの罪悪感は消えていた。憎むべき上司の言葉が心の中で繰り返された。“人間、勝つか負けるかだぞ。食い物にするか、食い物にされるか。お前はどっちを選ぶんだ?”

 張本の中にドス黒い思いが渦巻いた。“だったら、とことんやってやろうじゃねえか!”

 それ以来、張本はナンパをやめた。女を食い物にしてやる、と決意したのだ。女性への見方がガラリと変わり、すべてが“獲物”に見えた。いつの間にか、張本にとってセックスが、女という獲物を陵辱し、自分の欲望の餌食にするゲームに変わっていたのだ。

 セールスで団地を回りつつ、張本は獲物の物色と、犯行の準備を進めた。やがて張本は、一人の女性に狙いを定めた。

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