1. 風俗大衆JointStyle
  2. TOPTOP
  3. ニュース一覧
  4. 思い出風俗~遠い日の花びら
  5. 本当に思い出になってしまった思い出の昭和系ラブホ

本当に思い出になってしまった思い出の昭和系ラブホ

今回の『思い出風俗』は風俗店そのものの思い出というよりも、風俗の周辺にまつわる思い出話である。

日本の風俗店が派遣型主流になってから潤うようになったのはラブホテルである。と、いう話をよく聞くが、実際のところはいかがなものか?



まず、ユーザー側からすると、店舗型(未許可も含む)が主流だった頃に加えると、ホテル代という別途料金が加わることは痛い。

運営者・店側からすると派遣型の場合、事務所(もしくは受付)の以外の家賃、つまり、建物・家屋・部屋の維持費をカットできるのは大きい。

その結果、部屋を提供する側のホテルが潤う……となる図式が浮かぶ。しかし、実際のところは、そうでもないようだ。あるホテル関係者いわく、「風俗利用者は60~120分利用が主流で、その都度、部屋掃除をしなくてはいけない。つまり、その分、人件費がかかる。部屋数によって異なるけど、実はそんなに儲からない」とのこと。

ちなみに儲かっているホテルと、そうでないホテルの見分け方の一つが、「頻繁に部屋をリニューアルしたり、外壁を塗り変えているホテルは潤っているのでは?」とのこと。つまり、昭和から続いているような物件は……ということだろう。

たとえば、都内某所に「ホテルじゃなくて旅館だろ!」とツッコミを入れたくなるような物件があった。当然、入る気は無かったのだが、ある日、どうしてもそこしか空き部屋が無く、泣く泣く入った。 まず、驚いたのは廊下に線香の臭いが立ち込めているのだ。アジアンテイストのお香ではない。あくまでも、仏壇に供えるお線香の臭いなのだ。

部屋に入って驚いた。ベッドが無い。布団なのだ。その布団も線香の臭いが染み付いていて年季を感じさせる。風呂場の床はタイル張りであり、所々欠けているし、とにかく昭和だ。 ただ、熟女風俗店のキャスト……言ってしまえばアラカン世代には好評だったとか。納得といえば納得である。

さて、気になった線香の臭いであるが、後日、驚愕の事実が判明した。その旅館で清掃のバイトをしていた人と知り合ったのであるが、彼いわく「従業員の待機場に大きな仏壇があって四六時中、線香を炊いていた」というのだ。 そして、その旅館は昭和初期から連れ込み旅館として営業していたようで、つまり、昭和の約60年+平成の約30年分、約90年線香を炊いているということになる。 それならば、いっそのこと令和でも10年頑張って、1世紀に渡って線香を炊いてくれ! そう思った次第。

しかし、である。先日、そのエリアを訪れたら、その旅館が今春をもって廃業していたのだ。まさに思い出になってしまった。

なお、風俗業界が派遣型になって筆者は個人的には、いろいろなラブホテル巡りができて楽しいと思う。これからも、思い出になるホテルを利用したい。


(文:子門仁)

同じカテゴリーのオススメ記事同じカテゴリーのオススメ記事

同じタグのオススメ記事同じタグのオススメ記事